Velop WRT Pro 7
Velop WRT Pro 7
【OpenWrt搭載 WiFi 7 ルーター|2024年発売予定(価格未定)】
Linksys(リンクシス)が遂にOpenWrtの世界に戻ってきました。世界で爆発的に普及したLinksysの無線LANルーター WRT54GからOpenWrtが誕生し、はや20年、以降OpenWrtはWiFiルーターの業界標準OSとしてオープンソースの世界で開発を続けながら脈々と受け継がれ現在に至ります。
Linksys Velop(ヴェロップ) WRT Pro 7 はLinksysがメーカー公式にOpenWrt搭載モデルとして展開する世界初のWiFi 7ルーターです。OpenWrtで難易度の高いOSインストールや初期設定はLinksysが工場出荷段階で実施済み。大半のインターネット環境では通電後追加設定不要でWiFiもすぐにお使いいただける状態です。追加機能の導入にも制限はありません。OpenWrtの強みである追加パッケージを利用することで既製品では実現の難しかった様々な拡張機能も利用可能になります。また、Linksysではプライバシーに配慮したシンプルで使いやすい次世代UIを開発中です。
法人様やプロシューマー・コアユーザーの方々にはOpenWrtの自由な拡張性をご利用いただきつつ、一般のコンシューマーの方々には安全安心なOpenWrtを簡単にご利用いただける環境を用意していきます。
Velop WRT Pro 7 製品特徴・仕様
主な特徴
- Wi-Fi 7 802.11be トライバンド / 2x2x2空間ストリーム
- Qualcomm IPQ9554 1.5 GHzクアッドコアプロセッサ搭載
- メモリ1GB DDR4
- IPoE IPv4 over IPv6 接続は専用スクリプトで動作確認済
(v6プラス、OCNバーチャルコネクト、BIGLOBE IPv6オプション等) - OpenWrt 19.07 QSDK仕様 Linux Kernel 5.4※1 インストール済み
- 工場出荷設定で、ログインPW、SSID等の初期設定済み
- LuciおよびSSH利用可能、各種拡張機能インストール可能
- OpenVPN、Dynamic DNS、UPnP、MLO等実装済み
- Bashスクリプトにより素早いキッティング作業が可能
- GPL 2対応 ソースコード公開済
ハードウェア仕様
- WLAN Qualcomm® QCN6274 and Qualcomm® IPQ9554 トライバンド
2.4GHz b/g/n/ax - 1K QAM OFDMA
5.0GHz a/n/ac/ax/be - 4K QAM OFDMA
6.0GHz ax/be - 4K-QAM OFDMA - VLAN:対応
- サイズ:9.51 cm x 9.51 cm x 21.79 cm(長さ x 幅 x 高さ)
- 重量:950.24 グラム
- ポート:
1 × 2.5 Gbpsインターネットポート
4 × 1 Gbpsイーサネットポート
電源ポート 12V 2.5A - ボタンとスイッチ:
リセットボタン
ラベルなしボタン(予約/未設定)
スライド式電源スイッチ - 製品開発(米国)、製造(ベトナム)
- 製品名称:Velop WRT PRO 7
- 製品型番:LN6001-JP
- 技適認証、国内法令適合済み※2
- 製品保証:3年間
よくあるご質問 FAQ
対応プロバイダとインターネットの接続方法は?
Velop WRT Pro 7は、すべてのインターネットプロバイダー様でご利用いただけます。
■ NTTフレッツのひかり電話契約なしの場合
専用スクリプトの導入でIPoE IPv4 over IPv6 通信もご利用いただけます。
v6プラス、OCNバーチャルコネクト等のIPoE IPv4 over IPv6接続をご利用いただく場合は、Velop WRT Pro 7 専用スクリプトを導入してください。
対応可能なNTTフレッツ網のIPv4 over IPv6通信 (map-e / ds-lite) VNE一覧
-
- v6プラス
- OCNバーチャルコネクト
- BIGLOBE IPv6オプション
- transix
- クロスパス
- v6コネクト
■ NTTフレッツのひかり電話契約ありの場合
IPアドレスの変更作業が必要な場合があります。
ひかり電話契約がありホームゲートウェイ(以下HGW)が設置されている場合はIPoE接続はすでに設置されているHGWが分担します。Velop WRT Pro 7は初期設定済みですが、NTTのHGWと192.168.1.1の固定IPアドレスが重複する場合が多いため、IPアドレスの変更作業が必要です。そのほかWiFiのSSID・パスワードといった初期設定は工場出荷時に設定済みですので本体底面のラベルを確認してください。
■ その他のインターネットサービスプロバイダの場合
工場出荷時の設定でインターネット接続が可能なため、追加作業は基本的に不要です。auひかり、eo光、nuro光、softbank光、J:COM、iTSCOMなどの通信キャリア、電力系、ケーブルテレビ系プロバイダの多くはモデムまたはホームゲートウェイが貸与されていると思います。Velop WRT Pro 7は初期設定済みですので、それらの機器に接続して通電するだけでインターネットがつながります。本体底面にあるSSIDとパスワードを入力いただくことでWiFiもすぐにご利用いただけます。(※手前のホームゲートウェイと192.168.1.1の固定IPアドレスが重複する場合のみ、接続前にIPアドレスの設定変更が必要です。)
■ PPPoE接続や固定IP方式など上記に属さない接続方式の場合
PPPoE (従来のIDとパスワードを入力する方式)、固定IPやIPIP方式等も手動で設定可能です。OpenWrtの柔軟なWAN接続方式を生かしてIPv6をIPoE接続にしつつIPv4はPPPoE接続で合わせて利用するといったほかの一般的なルーターでは難しい混在接続方式も可能です。
工場出荷時に初期設定済みとは?
Velop WRT Pro 7は、OpenWrtでとくに難しいとされるOSインストールとハードウェアへの最適化を済ませ、製造ユニットごとに固有の管理用ルーターID・パスワードの設定、同様にWiFiを利用するためのSSID・パスワードを設定済みです。設定内容は本体底面のラベルにてご確認いただけます。初期IPアドレスは192.168.1.1となり、WAN接続はDHCP自動の状態です。
管理画面へのログイン方法は?
WEBブラウザより192.168.1.1にアクセスすることでLuci UIにアクセス可能です。ログインIDとパスワードは本体底面のラベルに記載がありますのでご確認ください。また、SSH接続によるログインも可能ですので、WindowsであればPowerShell、MacであればTerminal等からもSSHアクセス可能です。iPhoneなどスマホでも、ターミナル接続アプリを利用することでSSH接続可能です。iPhone 16 ProなどのUSB-C端子搭載のスマホは、USB-C イーサネットコンバーターにより有線LAN接続が可能な場合があります。
OpenWrtは初心者でも使えますか?
Velop WRT Pro 7は工場出荷時点で初期設定済みですので、どなたでもお使いいただけます。プロバイダにより追加の設定が必要な場合がありますが、手順通りに実施していただければインターネット接続可能です。また、中上級者や学校教育、ビジネス用途でご利用の法人様にはOpenWrtの拡張性を制限なくお使いいただけますので皆様にご満足いただけると思います。
メッシュWiFi機能は使えますか?
WDSによる6GHz帯をバックホールにした本機3台での連携動作を確認済みです。子機側の設定のみで追加パッケージ導入は不要です。設定方法はこちら(準備中)をご確認ください。また、本機は単品販売のみですので、必要台数をお求めください。
EasyMeshおよび、インテリジェントメッシュ(MXシリーズ)とのメッシュWiFi接続互換性ついては現状公式には提供されておりません。
OpenWrtの各種拡張パッケージは導入可能ですか?
複数のSSID、VLAN、VPNやリモート管理など、上級者様および法人様に必要とされる機能も追加パッケージの導入をopkgもしくは手動インストール、ビルドして用意することで利用可能となります。また、法人様向けにはバッチスクリプトによるキッティングが可能となりますので、数十台、数百台まとめて同じ仕様で設定して拠点に配る際にとても便利です。
ルーター本体のリセット方法は?
通電中に本体底面のリセットボタンを10秒間押し続けてください。本体上部のLEDインジケーターが赤色に変わり点滅したあと再起動します。リセット後は工場出荷時の初期設定に戻ります。ルーター本体のID・パスワード、WiFi SSID・パスワードは本体底面のラベル情報のものにリセットされます。
カスタム仕様の製品供給は可能ですか?
現在Linksysでは国内外のISP事業者様にご採用いただき事業展開をしています。TR-069によるプロビジョニング機能といったカスタムファームウェアでの商品提供も併せておこなっています。ISP事業者様、SIer様や新規にビジネスをお考えの法人様は是非Linksys営業窓口もしくは国内代理店の加賀ソルネットまでお問い合わせください。WiFi 7、WiFi 6の比較的お求めやすいミドルレンジの商品もご用意可能です。
※1QSDKとはQualcomm SDK仕様のことでOpenWrtをベースにQualcommチップセットの性能を最大限引き出すハードウェア アクセラレーションが効くようにチューニングされています。QSDK 19.07はLinux Kernelはver 5.4とOpenWrt 21.02相当まで引き上げられています。
※2当商品は国内法に適合するために無線電波出力等の仕様を一部調整したモデルです。日本国内専用のため海外ではお使いいただけません。また、電波出力の調整や地域コードの変更はできません。